防水・シーリング工事を行う際のポイント
シーリング工事にて本来の効果を発揮させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、防水・シーリング工事を行う際のポイントについて説明しています。
Point.01
場所や用途で最適なシーリングの種類を選定する
シーリングにはさまざまな種類があり、それぞれに適した用途や場所があります。
例えば、外壁や屋根のシーリングには、紫外線や気温の変化に強い耐候性の高いシーリング材が必要な一方で、内部の浴室やキッチンなどの湿度が高い場所では、高い防カビ性能が必要になります。
工事を行う場所と用途を担当者に伝え、適切なシーリングを提案してもらいましょう。
Point.02
シーリングの寿命を確認する
シーリングには種類ごとに寿命があり、劣化が進むと防水効果が低下します。
通常。シーリング材の寿命は通常10~15年程度とされていますが、施工環境や材質により異なりますので、工事の際に寿命を確認するものいいでしょう。
シーリングが劣化していることに気づいた場合は、早めに補修や交換を行う必要があります。
特に、ひび割れや剥がれ、変色などの劣化症状が見られた場合は、寿命が近づいている可能性が高く、シーリングの防水性能が低下している場合は、その奥にある材が腐食してしまう可能性がありますので、すぐに信頼できる業者に見てもらってください。
シーリングの種類について
シリコン系
外壁や窓枠、サッシ周りの防水処理に適しています。
また、湿気の多いキッチンや浴室でも効果的で、防カビ性能が高いものもあります。
長期間安定した性能を発揮し、紫外線や温度変化に強いのが特徴です。
ポリウレタン系
屋根や外壁の目地、コンクリート構造物の接合部、屋上防水の目地部分などに広く用いられています。
コンクリートや金属、木材など、素材を選ばずに接着するので異なる素材が接する場所にも適しており、耐久性が求められる施工でよく使用されています。
アクリル系
外壁のひび割れの補修や、内装の隙間処理などの比較的負荷の掛かりにくい場所で使用されることが多いシーリングです。
比較的安価で施工しやすいのが特徴で、意匠の一部として塗装が可能なため、仕上がりの美しさを求められる場合に重宝されますが、耐候性や防水性は他のシーリングに劣るため、施工時には注意が必要です。
ポリサルファイド系
工場や駐車場、飲食店など、化学薬品や油脂が使用される場所での防水によく使用されます。
化学薬品や油脂に対する抵抗力が強い耐久性と耐薬品性があり、過酷な環境下でも長期間効果を発揮できます。
ブチル系
金属パネルやガラスの接合部、サッシやフレームのシール、ダクトの接合部分などで使用されているシーリングです。
柔軟性が高く、温度変化にも強い素材で、優れた粘着性を持ち、特に金属やガラスに対して高い接着力を発揮します。
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